鯖memo

主にDebianを使って色々と遊んでみます

必要な初期設定をする - さくらのVPSでWordPressを動かしてみる(2)

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Debian Wheezyをインストールしたので、今回はこのサーバを使うにあたって一般的な初期設定をしてみます。

不要なサービスを停止する

インストール時にパッケージ選択ができなかったので、使わないサービスを停止、アンインストールします。
psコマンドで確認すると、exim4とNFSクライアント周りが動いており、これらが必要ありません。

ざっくり説明するとexim4はメールサーバ機能(MTA)です。
Postfixという別のMTAを使うのでいりません。
もちろん好みの問題なので、Postfixでなくexim4を使っても構いません。

NFSはネットワークファイルシステムと言いまして、ネットワーク越しにファイルサーバを使う機能です。
家庭でいうところの外付けHDDみたいなものです。
これは今回使う予定がないのでいりません。

apt-get purge rpcbind nfs-common exim4

これで不要なサービスを削除できました。

キャッシュネームサーバを追加

インストール時にキャッシュネームサーバ(キャッシュDNS)を指定しましたが、さくらインターネットでは2つキャッシュDNSが用意されているようなので、もうひとつを追加しておきます。(Debianはインストール時には1つしかキャッシュDNSを指定できません)

独自ドメインを使うためのネームサーバ設定とは全く別物なので注意して下さい。

echo "nameserver 210.188.224.11" >> /etc/resolv.conf

210.188.224.11というIPがさくらのキャッシュDNSです。

2つ指定しておくことでどちらかのキャッシュDNSがダウンしていても名前解決が可能です。
3つでも4つでも指定しても構いませんが、ここではさくら提供の2つのみとしました。

GoogleのPublic DNSを使うという方法もあります。
GoogleのDNSを使う場合は、下記のIPをresolv.confに追加して下さい。

  • 8.8.8.8
  • 8.8.4.4

時計を合わせる

サーバの時計を常に正確にしておくための設定です。
ntpdateをインストールします。

apt-get install -y ntpdate

ntpdateの設定をします。
/etc/default/ntpdate というファイルを修正します。
面倒なので置換してしまいます。
さくらにもntpサーバがあるはずですが、ntpサーバは「ntp.jst.mfeed.ad.jp」を使います。

sed  -i.orig "s/^NTPDATE_USE_NTP_CONF=yes/NTPDATE_USE_NTP_CONF=no/g" /etc/default/ntpdate
sed  -i "s/0.debian.pool.ntp.org 1.debian.pool.ntp.org 2.debian.pool.ntp.org 3.debian.pool.ntp.org/ntp.jst.mfeed.ad.jp/g" /etc/default/ntpdate

1日に1回時計を合わせるようにcronの設定をします。
最小構成でDebianをインストールした場合、anacronが入っていないので、cron.hourlyやcron.dailyが動きません。
なので、まずanacronをインストールします。

apt-get install -y anacron

ntpdate-debian を実行させるファイルをcron.daily以下に作成しておきます。

vi /etc/cron.daily/ntpdate

#!/bin/sh
/usr/sbin/ntpdate-debian > /dev/null 2>&1

パーミッションを変更し実行権限を追加します

chmod 755 /etc/cron.daily/ntpdate

これで毎日6時25分にntpdate-debianが実行され、時計を合わせます。
cron.dailyやcron.hourlyの実行時間は、/etc/crontabに書いてあります。

MTA(Postfix)をインストールする

Wordpressでもメールを飛ばすことがあるので必要になりますが、root宛のメールを転送するためにPostfixを入れます。
前述したようにexim4やqmailを使っても構いません。
root宛にはハードウェアの不調やプログラムのエラー情報などが届くので、それらのメールをチェックできるようにしておく必要があります。

apt-get install -y postfix

ダイアログが表示されるので、最初の画面で「OK」、次の画面で「Internet Site」を選択すればとりあえずは問題ありません。

echo "root: YOURMAILADDRESS@sample.com" >> /etc/aliases
newaliases

YOURMAILADDRESS@sample.comが転送先のメールアドレスになるので、ここを自分で使っているメールアドレスに置き換えて下さい。
newaliases コマンドを忘れると変更が反映されないので忘れずに。

cronやプログラムの実行結果やエラーをroot宛に飛ばすようにしておくと、便利かと思います。

SSHの設定は次回

長くなってしまったので、SSH周りの設定は別エントリーとします。